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ガザで1000人以上が飢餓により死亡 現地の医師が窮状訴え

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 人道状況の悪化が著しいパレスチナ・ガザ地区では、支援物資が行き渡らず、この1カ月半で1000人以上が飢えで死亡しています。中部にある病院の医師がANNの取材に応じ、現状を語りました。

アル・アクサ病院 カリル医師 「市民は一日に飢餓と栄養失調によって0.5キロから1キロほど体重が減っていく。ほとんどの人は、もともとの体重の3割以上を失った」

 カリル医師が見せてくれたのは、ようやく手に入れたというわずかなコメでした。

 医療従事者も例外ではなく、3日ぶりの食事だといいます。

 イスラエルやアメリカが支援する配給拠点では、物資を求める市民らへの銃撃で死者が相次いでいます。

 こうした状況から物資は十分に行き渡らず、5月末以降、1000人以上が飢えで死亡したとUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が指摘しています。

アル・アクサ病院 カリル医師 「栄養失調の子どもたちは筋肉がやせ細り、動くこともできない。治療ができる子もいるが、多くは死亡している」

 カリル医師は「ガザは飢えで死につつある」と強調したうえで、物資搬入を増やすように訴えました。

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