藤井聡太七冠(23)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦した王位戦七番勝負の第3局。
先手の永瀬九段は矢倉囲い、後手の藤井七冠が雁木を組む持久戦が選ばれ、互いの構想を探るようにスローペースで進行しました。
63手目で永瀬九段は藤井七冠の銀を目掛けて銀をぶつけて踏み込みましたが、藤井七冠はふわりとかわします。
ここから徐々に均衡が崩れ、藤井七冠は、無理のない手を重ねてリードを拡大。正確無比な指し回しで攻めきり、88手で勝利しました。
シリーズ成績は、藤井七冠が3勝0敗。防衛6連覇に王手をかけました。
日本将棋連盟 香川愛生女流棋士 「次局、永瀬九段は後手番だが、決して後手番を苦にしない棋士なので。次1局返せば番勝負がまだ続いていくことも十分にあると思うので、次の1局は非常に注目」
(「グッド!モーニング」2025年7月31日放送分より)