中国共産党対外活動のトップ、劉建超部長が当局に拘束されたとアメリカの有力紙が報じました。
ウォール・ストリート・ジャーナルは9日、中国共産党・中央対外連絡部の劉建超部長が7月下旬に国外出張から北京に戻った後、当局に拘束され、取り調べを受けていると伝えました。
拘束された理由は不明だとしています。
劉氏は中国外務省の報道官やインドネシアの大使などを歴任し、2015年からは習近平国家主席が重視する共産党の反腐敗運動を主導するなど党で重要な役割を担ってきました。
2022年から中央対外連絡部のトップを務め対米関係の改善に尽力していたほか、日本の政治家とも頻繁に会談し中国の次期外相との観測が浮上していました。