滋賀県彦根市が思い切りました。なんと、市内の全7校の生徒会長に10万円を交付するというのです。
一体、どういうことなのでしょうか…。
まず、今年の秋ごろに行われる各学校の生徒会長選挙で立候補者が10万円をどう使うか公約にします。
選ばれた生徒会長は公約の実現のために活動し、結果を報告するというものです。
滋賀県彦根市 田島一成市長 「計画、実践、そして振り返りを行うことで、社会とのつながりや自分の可能性を実感する機会、経験となることを期待して、この事業を進めていきたい」
生徒たちが“大人の空気”を読まないように縛りを設けず、使い道は自由にしました。
ただ、「10万円で宝くじを買う」など、どんな公約が出るか心配する声もあります。
滋賀県彦根市 田島一成市長 「どんな公約を立てて立候補してくるか楽しみでもあり、恐ろしいところもある。全国の皆さんから協力頂けることをお願いしたい」
資金はクラウドファンディング型でふるさと納税を募りました。すると、この取り組みを応援しようと、期限よりも2カ月以上も早い11日夜、目標額の100万円に達しています。