中国各地で続いている大雨被害。南東部の広東省では、あふれた水で街中が水浸しとなりました。なぜ被害が拡大したのでしょうか。住民からは当局の対応を疑う声が上がっています。
実は大雨の直前、当局は街中の排水溝をふさぐ作業を実施していたのです。
広東省では先月から、蚊が媒介して高熱などを引き起こす「チクングニア熱」が大流行。街のあちこちで薬剤を散布するなど、当局が対応に追われています。
蚊の主な発生源である排水溝には目の細かい網を設置。しかし、そこに大雨が重なったのです。
「排水機能に影響があったのではないか」という声が上がりましたが、当局は否定。浸水被害とは関係ないとしています。