イスラエル軍がガザ地区の病院を攻撃し20人以上が死亡、数十人がけがをしました。イスラエル軍はハマスの監視カメラの破壊が目的だったと主張しています。
イスラエル軍は25日、ガザ地区南部のナセル病院を2回攻撃し、患者や医療関係者ら22人が死亡し、数十人が負傷しました。
イスラエル軍による初期調査では、イスラム組織「ハマス」が設置した監視カメラを破壊することが目的だったと報告しています。
イスラエル首相府は「医療従事者や報道関係者の活動を尊重している」と主張し、今回は「悲劇的な事故」で攻撃を後悔していると発表しています。
これに対し、ハマスが運営する政府系のメディアは「標的になったカメラは生放送を行っていたロイター通信のカメラマンのものだった」と声明を出しました。
さらに今回の攻撃は、国際的に禁止されている「ダブルタップ」と呼ばれる時間差をつけた2回の攻撃で「凄惨(せいさん)な虐殺だ」と非難しています。