岡山県新見市で特産の千屋牛の質を競う共進会が開かれ、地元の高校生が出品した牛が1位に輝きました。
千屋牛の品質を高めようと、新見市とJA晴れの国岡山が毎年開いているもので、今回は28頭が審査に臨みました。
赤い帽子をかぶった審査員が発育の状態や体の形などを採点します。その結果、新見高校の牛が最高位のグランドチャンピオンに輝きました。
(新見高校[将来は千屋牛に携わる仕事に]/戸田愛花さん[2年])
「『やった!ありがとう!うれしい!』と思ったのが一番。たくさん人がいて、とても緊張しましたけど、牛に緊張が伝わらないようにするのがとても大変でした」
(新見高校[将来は千屋牛に携わる仕事に]/清水海斗さん[1年])
「千屋牛をもっと日本全国に知ってもらいたい」
畜産業界は、円安による飼料の高騰や物価高による牛肉の買い控え、担い手不足など厳しい状況が続いています。
(共進会副会長[JA晴れの国岡山 営農担当常務]/磯田健一さん)
「本日、新見高校の生徒さんに来ていただいていますが、若い世代にしっかり千屋牛の魅力を発信していって、畜産農家になっていただきたい」
今回のコンテストで入賞した12頭は、2025年10月に真庭市で開かれる「岡山県畜産共進会」に出場します。