アメリカのトランプ大統領はロシアとウクライナとの和平交渉を巡り、プーチン大統領への「メッセージはない」と述べ、ロシアの対応次第で追加の制裁を科す考えを示唆しました。
アメリカ トランプ大統領 「プーチン大統領へのメッセージはない。彼は私の立場を理解している。いずれにせよ決断を下すだろう」
トランプ大統領は3日、記者団に対し、プーチン氏の決定がアメリカにとって満足できない内容なら「事態が動くだろう」と述べ、追加の制裁を示唆してロシア側を牽制(けんせい)しました。
また、ロシアへの制裁に踏み切らない理由を尋ねた記者に対し「何も行動していないとなぜ分かる。そんなことを言うな」と声を荒らげて反論する場面もありました。
ロイター通信はホワイトハウス当局者の話として、トランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領と4日に電話会談する予定だと報じています。