アメリカのトランプ大統領は今週開かれる金融政策を決める会合を目前に圧力を強め、「想定より大幅な」利下げを要求しました。
トランプ大統領は15日、自身のSNSでアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長に対して利下げが「遅すぎる」と批判したうえで、「今すぐ利下げしなければならない。しかも当初の想定よりも大幅な利下げだ」と投稿しました。
FRBは16日からの会合で労働市場の減速を受けて利下げするとみられていますが、トランプ氏は多くの市場関係者が予測している0.25%ではなく0.5%を超える利下げを行うよう圧力をかけた形です。
FRBが物価と雇用で難しい舵(かじ)取りを迫られるなか、政治的な圧力も加わり、今週の会合での利下げの行方に関して大きな注目が集まっています。