第24回日本鉄道賞で、JR四国が開発したチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」の取り組みが特別賞を受賞しました。
同賞はJRや民間の鉄道事業者など鉄道関係者がつくる、「鉄道の日」実行委員会が主催・選考しているものです。
「しこくスマートえきちゃん」はJR四国が独自に開発したサービスで、スマホ画面で買いたい切符・利用日・人数を選んでクレジット決済し、乗降時にスマートフォンに「切符」を表示させ、駅員や乗務員に見せて使用します。無人駅でも乗り降りができます。
2022年11月にサービスを開始し、2023年4月から本格稼働しています。
特別賞受賞の理由としては、このサービスが、経営の合理化に取り組んでいる同社の現状を踏まえたものである点が挙げられます。
同社が進める「駅の無人化」や「普通列車のワンマン化」などに対応したサービスになるよう、利用者が「片道乗車券」や「自由席特急券」を任意の駅間で発券できる点などが評価されました。
また、不正防止を意識した画面デザインでありながら、自動改札機の利用への対応が考慮されている点なども評価されました。
JR四国は「さらなる利便性向上に努め、より多くのお客様にご利用していただけるチケットアプリとなるよう努める」としています。