ロシアとベラルーシは4年ぶりの合同軍事演習を公開しました。ロシアとの緊張が高まるNATO（北大西洋条約機構）の加盟国も招待されています。
今、NATOとの緊張が一気に高まるなか、ロシアとベラルーシは大規模な軍事訓練を4年ぶりに行っています。
「緊張を引き上げているのはヨーロッパの方だ」と主張するロシアは、演習にアメリカやトルコ、ハンガリーといったNATO加盟国も招待しました。
ただ10日以降、NATO加盟国であるポーランドやリトアニアの領空にロシアの無人機が侵入を繰り返し、戦闘機の緊急発進が相次いでいます。
こうした事態を受けてNATOは東欧を守るための新たな作戦を始めると発表し、ドイツやフランスなどの軍が参加を表明しました。
一方で、「ロシアが本気でNATOに攻撃を仕掛けるはずがない」「ロシアの挑発に乗るな」と主張する声もあります。
NATO加盟国の招待はこうした足並みの乱れをつく狙いがあるとみられます。
ウクライナ侵攻は今、ヨーロッパ、NATOを本格的に巻き込んだ新たな段階へと突入しています。
