日本赤十字社は、採血で使用済みの針を別の人に刺した事案や血液製剤の管理などで不適切な事案が相次いでいることを受けて謝罪しました。
日本赤十字社では、9月に北海道の移動献血会場で直前に献血を受けた女性に刺した針を誤って次の男性の採血に使用する事案など、5月から9月にかけ5件の不適切な事案が発生しています。
使用済みの針を刺された男性に健康被害は確認されていないということです。
不適切な事案が相次いだことを受けて、日本赤十字社は19日に厚生労働省で会見を行い「続けて発生している事態について、改めて深くおわび申し上げます」と謝罪しました。
今後、再発防止策を定め、さらに安全管理に特化した新たな部署を作るということです。
また、今の運営体制となった2012年以降に不適切な事案が発生していないか調査するとしています。