ガザ地区の戦闘終結への和平案について具体的な協議が始まるのを前に、イスラム組織「ハマス」がガザ地区にイスラエル軍が駐留する間は武装解除をしない方針であることが分かりました。
ハマスの関係者は4日、ANNの取材に応じ、和平案への回答では、武器の問題には触れなかったと明らかにしました。
そのうえで、イスラエル軍がガザ地区に駐留する間は、武装解除をしないと述べました。
また、トランプ大統領が提示した20項目のうち、ハマスに関連する9項目に合意したとしています。
残りの項目はパレスチナ全体に関わることとし、今後、パレスチナ自治政府など関係者と協議することも明かしました。
さらに、仲介国エジプトで6日から始まる協議に代表団を派遣するとし、「すでに提起した事項への回答が得られることを期待している」と述べました。
人質の解放に関しては、イスラエル軍のガザ地区からの撤退計画が明確になれば実施されるだろうとしました。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は4日の演説で、人質の奪還に関しては、軍を撤収させずに実施するとの考えを示しています。
こうしたなか、トランプ大統領は、イスラエルが最初に軍を撤退させる境界線に合意したとSNSに投稿し、「ハマスが確認をし次第、停戦は即時発効する」と強調しました。