北朝鮮メディアは金正恩総書記が中国の李強首相と会談し、関係強化の意思を示したと報じました。
10日付の朝鮮労働党の機関紙は金総書記が9日、党創建80年の祝賀行事に出席するため訪朝した中国の李強首相と会談したと伝えています。
金総書記は代表団の訪問に感謝を示したうえで「友好・協力関係を時代の要求に応じて強化・発展させるのは党と政府の揺るぎない立場」と述べたということです。
李強首相も関係強化は「党と政府の一貫した戦略的方針」と応じ、高官の往来や意思疎通拡大について議論したとしています。
一方、ロシアの代表団も同じく訪朝していて、9日には朝鮮労働党とロシアの与党「統一ロシア」との間で連携強化などを含む共同声明を採択したということです。
ロシア側が「北朝鮮の国防力強化措置に全面的な支持を表明した」としていて、韓国メディアは「北朝鮮の核開発を事実上容認した」と伝えています。
画像:10日付労働新聞から