JR芸備線の存廃などを議論する協議会の実証事業として2025年11月24日まで行われている列車の増便が、2026年3月まで延長することになりました。
(JR西日本広島支社/奥井明彦 副支社長)
「週1回であれば昼間の列車増便に対応できる見通しが立ったところでございます」
再構築協議会の2025年度の実証事業の一つとして、JR西日本は新見駅と広島県の備後落合駅の間などで土・日・祝日に上下1本ずつ臨時列車を運行しています。
JR西日本は当初、「運転士や車両の数が限られているため実施は4カ月が限界」として増便は2025年7月から11月24日までの予定でした。
しかし10日の会議で、増便を週1回に減らし、新見発の最終列車を運休するなどの対応をすれば2026年3月まで増便を延長できることを明らかにし、沿線の自治体が了承しました。
増便の期間については、広島県と庄原市が「周知や効果の検証などのため1年は必要」と主張していました。
(岡山県 県民生活部/下野間豊 部長)
「ご英断をいただいた。真摯に対応いただけたことにまずは感謝を申し上げたい」
(新見市 市民生活部/山縣晴美 部長)
「(新見発の最終列車運休で)利用者の不利益とならないような救済方法についてしっかりご検討いただければ」
(広島県 地域政策局/岡田浩二 局長)
「増便列車を十分活用し、日常・観光利用の両面から取り組んでまいりたい」
JR西日本は、「詳細は今後調整していく」としています。