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【速報】自民・両院議員懇談会が終了 連立離脱を説明 不満の声も

政治

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 連立離脱に自民党内からは不満の声も。紛糾する両院議員懇談会が14日午後、終わりました。

■連立離脱を説明 不満の声も

自民党 高市総裁 「皆様本当にご多用のなか、ありがとうございます」

 14日午後に開かれた自民党の両院議員懇談会。高市総裁は、公明党の連立離脱などについて党内に説明し、理解を求めました。

 懇談会が始まる前には、高市総裁の隣に座った麻生副総裁がとびっきりの笑顔を見せる場面もありましたが、会自体は報道陣非公開で行われました。

 新体制の船出からわずか10日。党内に動揺が広がっている公明党の連立からの離脱。こんな声すら公然とあがっています。

自民党 船田元衆院議員(本人のフェイスブックから) 「高市総裁に一度退いていただき、早急に総裁選挙をやり直して、新しい総裁のもとで連立の枠組みをはじめとした政権構想の立て直しを模索すべきである」

 石破総理の側近の一人、村上総務大臣は公明党の連立離脱は「大打撃」と表現。高市総裁の対応がまずかったと指摘。

村上総務大臣 「まず最初に公明党にごあいさつに行くところを玉木さんに会ったり、お金の問題のあった方を採用するということは平手打ちにあたるんじゃないかと。やはりもうちょっと友党・他党に対してもっと慎重な対応をすべきだったんじゃないのかなと。『覆水盆に返らず』ですけどね」

 14日の両院議員懇談会について、出席した議員は…。

自民党 途中退席した逢沢一郎衆院議員 「高市総裁から経緯の説明があって」 「(Q.文句や抗議は?)そういうことになったことについて議員の皆さんの発言が続いているが、多くの人は事実として受け入れざるを得ない」 「(Q.総裁の責任を問う声は?)私が退室するまでは出ていません」 「(Q.高市さんを批判する声は?)ない」 「(Q.公明党との対話ができていなかったとの指摘)そんな趣旨のこともなかった。あったのは、連立解消に至ったのは非常に残念だけれども今まで25~26年一緒にやってきた友情をこれからも大事にしていきましょうと」

■自民党幹部「“お土産”が必要」

 今後の焦点は、来週に予定される総理大臣指名選挙です。現状、1回目の投票で過半数を得る候補は出ず、上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きいとみられています。

 自民党の鈴木幹事長は14日午後、国民民主党の榛葉幹事長と会談。総理大臣指名選挙を巡り、協力を要請しました。

自民党幹部 「総理大臣指名選挙は何とか高市さんでいきたい。他党との交渉、多数派工作をやっていく。政権交代がないよう協力してもらうには『お土産』が必要だから、それをどうするか」

自民党 鈴木幹事長 「基本政策が不一致なところが組んだとしても、それは一時、多数は形成できるかもしれませんけれども、しかしそれは安定性という面でみれば極めて危ういものであって、長続きしないものではないかと思います。基本政策が一致したところ、自民党と国民民主党はそこは一致しておりますので、首班指名に協力していただきたいというのが我々の思いでございます」

 国民民主党が求めている「103万円の壁」引き上げと、ガソリン税の暫定税率廃止については、年内の実施に向け、スピード感をもって対応すると約束しました。

 これに対し、国民民主党は…。

国民民主党 榛葉幹事長 「この後、公明党との幹事長会談、他の野党との幹事長会談もございますので、それぞれ各政党と確認したいことがございますので、それを確認して今後の対応を検討していきたいと思います」

■高市氏?玉木氏?総理近いのは

 総理指名選挙を巡っては、野党統一候補として玉木代表の名前が挙がっていますが、榛葉幹事長は改めて否定的な考えを示しました。

国民民主党 榛葉幹事長 「皆さん衆議院の数ばかり見てますけど、参議院は立憲・維新・国民・公明を足しても過半数ない。共産党入ってくるの、れいわが入ってくるんですか、安定した政権になりますか、そのみこしに玉木が乗れっていうの」

 内閣総理大臣を務める覚悟はあると話す玉木代表も、基本政策が違う立憲民主党と組むのは難しいとしています。

国民民主党 玉木代表 「政権をともにするのであれば、基本政策の一致は必要だと思います。仮に立憲・国民・維新でやったら確かに首班指名はとれるかもしれませんが、新たな少数与党が生まれるってことですよね。そうなると、それ以外の各党各会派のご協力もいただかないと政権をまわすことは難しいので」

 立憲民主党、日本維新の会、国民民主党は午後5時から3党幹事長会談を開き、統一候補の擁立ができるのか話し合います。

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