勤務時間外に公用車を私的に使用したとして、香川県多度津町の土木技師の男性職員(56)が14日、減給10分の1・3カ月の懲戒処分を受けました。
多度津町によりますと、男性職員は2025年8月14日から9月26日までの間、勤務時間中に公用車を使って私的理由で外出した事案が4件、昼休憩の時間中に公用車を使った事案が7件確認されました。公用車のドライブレコーダーで私的使用が明らかになりました。
また上司に注意されても、出張伺を取らなかったり、行き先を告げずに庁舎外に出たりすることが常態化していたということです。男性職員は2007年に公用車の私的使用で始末書を提出していました。
多度津町は「課長補佐という指導的立場でありながら、同様の行為を再び行ったことは極めて責任が重大」として男性職員の懲戒処分を行いました。今後は指導・監督体制の強化と公用車の使用ルールの再周知、厳格な運用を徹底するとしています。