ロシアと北朝鮮の間で関係強化が加速しています。プーチン政権は北朝鮮との軍事協力を積極的にアピールする動きを見せています。
ロシア国防省は14日、ウクライナ軍に占領されていた西部クルスク州で北朝鮮兵がロシア軍の工兵部隊とともに地雷除去を行っているとして、その映像を公開しました。
映像には、地雷除去作業のほか、北朝鮮兵らがひざまずいて北朝鮮の旗に頬をつける様子などが映されています。
また、モスクワ市内の博物館では9月以降、北朝鮮に関する企画展が相次いで開催され、クルスク州での北朝鮮兵の戦闘などを称賛する内容となっています。
ウクライナ国防省情報総局は、ロシアが、ドローンの組み立て工場の作業員として最大1万2000人の北朝鮮労働者を採用する計画だと指摘しました。
10月下旬には、ロシア当局者と北朝鮮の企業関係者が労働者の雇用条件などについて協議し、1日12時間労働で、時給は2ドル50セントだとしています。