希少糖の国際的な学会が17日、高松市で開かれました。
国際希少糖学会は、希少糖の研究を始めた香川大学のメンバーらが成果を世界に発信しようと設立したものです。9回目の学会には約20の国と地域から研究者ら200人以上が参加しています。
17日はアメリカのトランプ政権が希少糖市場に与える影響について、専門家らが討論しました。
世界には、国民の肥満対策として砂糖を多く含む食品に税金をかけている国があります。アメリカは現在、希少糖を「砂糖税」の対象から外していますが、トランプ政権が「アメリカをもう一度健康に」というスローガンのMAHA政策で、今後アメリカの一部の州では希少糖製品にも税金がかけられる可能性があるということです。
アメリカのロバート・ケネディ・ジュニア保健福祉長官は科学的な判断をする方針を示していますが、これにより希少糖の普及が進まなくなることが危惧されていて、専門家らがアメリカ国内の食品をめぐる政策の現状について意見を交換しました。
学会は19日まで開かれます。