ホテル密会問題に揺れる前橋市・小川市長(42)の退職願が全会一致で可決されました。再出馬はあるのでしょうか。本人が語りました。
■「整理ついた」笑顔と涙も
その目には涙が浮かんでいました。
辞職する小川晶市前橋市長 「(Q.議会中、晴れやかな表情。心境の変化は?)いつも晴れやかな気持ちで仕事をしているつもりですが、特段、きょうは最終日ということもあり自分の中では気持ちの整理のついた表情」
その言葉通り、晴れやかな表情で登庁した前橋市・小川晶市長。
27日午後、市長から提出された退職願が全会一致で可決されました。
議会 「賛成全員であります」
■なぜ続投から一転 辞職へ?
事の発端は今年9月。既婚の男性職員とホテルで複数回会っていた問題が発覚。
当初、報酬を減額し“続投の意向”を示していました。
議会は「不信任決議案」を提出する予定でしたが、25日、市長が退職願を提出。26日、「不信任決議案」を取り下げることを決めました。
なぜ、続投から一転、辞職を選んだのでしょうか。
小川晶市長 「議会から定例会までの間に辞職を求めると勧告書をいただいて、私も市民の皆さんはじめ、多くの方々の意見を聞きながら、どういう判断がいいのかずっと考えてきました。反省はずっとしていて、落ち込むのは最初の2週間ぐらいは悩んだり落ち込んだりしていたが、10月17日に続投したいと決断をしてからは落ち込んでいる場合ではないと、とにかく市政を進めると、私自身は前に向いて進んできた。自分に何ができるのかと、これまで取り組んできたが議会の皆さんに十分にお伝えできなかった部分や、これからの市政の停滞をさせないという意味ではここでけじめをつけることが適切だと」 「(Q.今回の問題、学びは?)学びというか、自分自身の行動が非常に問題であったなと。一般的な感覚と離れた判断をしたことが今回の騒動の問題。そこについてはしっかりと自分自身で反省をしている」
■再出馬は?前橋市長が辞職
28日から50日以内に行われる市長選。小川市長は出馬に意欲を示していましたが、明言は避けました。
小川晶市長 「(Q.再出馬について)もう一度というような声があれば、またそれも考えたいと思っています」
前橋市民 「思ったより遅かった。言い訳が多くて市民の声を聞いてない、傾けてない。自分のことばっかりかなという印象」 「退職となると時間的にはかかって仕方ないんじゃないか。市民が結果を出すんじゃないか」