年末年始に新幹線の利用客が増えるのを前に、走行中の車内で刃物を持った不審者が出た想定の訓練が行われました。
JR高崎駅から大宮駅の間を走行中の上越新幹線の車内で行われた訓練では、刃物を持った不審者が乗客を襲ったという想定でJR東日本や警察など約140人が対応にあたりました。
訓練では途中の駅で警察官らが車内に乗り込み、不審者を乗客のいない大宮駅のホームに押し出しました。
警察などによりますと、不審者に刺激を与えない形で声を掛け続けることで駅のホームに着くまで時間を稼ぎ、到着後、直ちに確保するのが乗客を守るうえで重要だということです。
JR東日本は利用客が増える年末年始に向けて安全管理を徹底したいとしています。