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トドツアーで“緊迫の救助” 波浪・強風注意報出ていたが…

社会

■トドツアーで“緊迫の救助”

 浮き輪につかまり、救助を待つダイバー9人。場所は北海道稚内市沖。9人のうち2人がダイビングのツアーガイドで、7人が客です。

 ダイビングは冬から春にかけて訪れるトドを見るツアーで、去年11月に営業を始めた会社が行いました。

 “トドツアー”に何が起こったというのでしょうか。

 当時、現場周辺では波浪と強風の注意報が出ていました。

ダイバーを運んだ船の船長 「(出航前)風はちょっと強かったが、これくらいだったら普段やっているダイビングと変わらないのでできるという判断」

 4日午前9時30分ごろ、稚内市沖の島近くでダイビングを始めた9人。30分後に東側に移動し、迎えに来た船と合流する予定でした。しかし、潮の流れなどで10分早く反対の西側に浮上したのです。

 ダイバーたちは懸命に笛やライトで船に合図を送ったといいますが…。

ダイバーを運んだ船の船長 「風も強かったので、まず音は聞こえない」

 流されてから約3時間、救助の船が…。

 9人は船に引き上げられたのです。命に別状はありませんでしたが、3人が低体温症で搬送されました。

 出航時に注意報が出ていたことについて、専門家は…。

日本水難救済会 遠山純司理事長 「注意報は注意すれば出ていいんじゃないかと勘違いをしているかもしれないが、波浪注意報、強風注意報が出ている際は絶対に出るべきではない」

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