岡山市の吉備路文学館で「吉備路」を出身とする文学者のゆかりの品を集めた特別展が開かれています。
吉備路とは、現在の岡山県と広島県東部にあたる備前国、備中国、美作国、備後国の地域の古い呼称です。
岡山市の吉備路文学館ではこの地域を出身とする内田百閒や井伏鱒二ら8人の文学者を出身地ごとに分け、直筆原稿など約80点を展示しています。
備前国・現在の岡山市出身の童話作家、坪田譲治直筆の色紙は、童話作家らしい素朴で軽やかな筆致が印象的です。
備中国・現在の笠岡市出身の小説家、木山捷平が学生時代の思い出をつづった原稿も展示されています。木山は、現在の矢掛高校にあたる矢掛中学校に通っていて、生徒の3分の1は広島県から来ていたと記しています。
この特別展は6月7日まで開かれています。