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5つの小学校を統合した豊中小で初の始業式 少子化で進む統合…メリット・課題は 香川・三豊市

 香川県三豊市で5つの小学校を統合してできた豊中小学校で7日、初めての始業式が行われました。

(松木梨菜リポート)
「これから新しい小学校の新任式が始まります。5つの小学校が統合したというだけあって新任の先生がずらっと並んでいます」

「本山小学校から来ました」
「比地大小学校から来た」
「桑山小学校から来ました」

 新任の教員は約70人。児童にあいさつした後、始業式が行われました。

(豊中小学校[小学校5校を統合]/中田祐二 校長)
「きょうが豊中小学校の誕生日です。いい1秒が続いていい1年ができます。きょう始まるこの1年が未来の夢につながるいい1年になりますように」

 豊中小学校は三豊市豊中町にあった桑山、比地大、笠田、上高野、本山の5つの小学校が統合し誕生しました。新1年生が入学すれば全校児童は約540人になります。

 始業式の後はクラスが発表され真新しい教室に児童の声が響きます。前の学校と比べクラスメイトが倍になった児童もいます。

(新6年生)
「あいさつを人が多いからいっぱいしてくれたらいいなって思います。(Q.楽しみなことは?)運動会です。リレーとかが人が増えてわいわいできたら楽しそうだなと思います」
「前の小学校より(先生も)とても人数が増えて、先生の名前を覚えられたらいいなと思います」

 また、敷地内には三豊市の小学校で初の併設型となる放課後児童クラブも。全校児童の半数ほどにあたる約300人の利用が決まっています。

 今回の統合で教育面でのメリットもあります。

(豊中小学校/中田祐二 校長)
「家庭科、理科、図工などなど、専科(教員)もたくさんおりますので専門的な指導が受けられる。毎日の授業が充実していくのはメリットだと思っています」

 一方で、課題は通学面です。学区が広いためバスで通学する児童が全体の3割を占めます。

(新6年生)
「いろんな景色が見られてすごく楽しい感じです。バスの時間が決まっているから早く起きたり。ちょっとしんどくなった」

(豊中小学校/中田祐二 校長)
「学校に来ていないときにバスに乗れなかったのか、家からバス停の間で何かあったか、いろんなケースが想定されるので、保護者の方とも連絡を取りながら事故とか心配なことがないようにしていきたい」

統合による学校運営のメリットは

 2017年度以降に統廃合に伴い廃止された小学校は岡山県で50校、香川県で16校です。2027年度には香川県小豆島町で3つの小学校が統合される予定です。

 小学校では担任の教員が基本的に全ての教科を教えますが、香川県は今後1つの教科を専門に教える専科教員を増やしていきたいと考えています。統合により学校の規模が大きくなると1カ所で専科教員を回せるようになるので配置しやすいとしています。

 適切な役割分担が可能になり、学校運営がしやすくなるメリットも考えられます。少子化によりこうした統合はより進んでいきそうです。

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