世界最高峰のミステリー文学賞といわれるイギリスの「ダガー賞」で、覆面作家・雨穴さんが翻訳部門の受賞を惜しくも逃しました。
覆面作家 雨穴さん 「初めまして、雨穴と申します。最初に(ノミネートの)知らせを聞いた時は信じられず、夢かと思いました」
雨穴さんの小説「変な絵」は、何かがおかしい9枚の絵に隠されたメッセージを手がかりに、事件の真相に迫っていきます。
ライオン・ジミーさんが翻訳した英訳版は、イギリスの推理作家協会が優れたミステリー小説に贈る「ダガー賞」の翻訳部門にノミネートされました。
2日にロンドンで行われた授賞式では、ノミネートされた6作品の中からフィンランドの作家アンティ・トゥオマイネンさんの「冬の仕事」が選ばれました。
幼少期の4年間をイギリスで過ごしたという雨穴さん。かつての経験が「変な絵」の作風に影響を与えたと話します。
覆面作家 雨穴さん 「庭造りや街並み、文化財に対して感じたのは美しさと同じぐらい、その中にある一種の不気味さ。ストーリー作りはやはりイギリスで過ごした時の経験が生かされていると感じる」
今回のノミネートをきっかけに、世界に向けた活動に力を入れていく考えです。
覆面作家 雨穴さん 「どんな文化、どんな生い立ちの方でも楽しんでいただけるような、ボーダーレスな物語を今後も書いていきたい」