航空自衛隊は、去年5月にT-4練習機が池に墜落し隊員2人が死亡した事故について、「直接的な原因を特定できなかった」とする調査結果を公表しました。
森田空幕長 「本事故で得られた教訓を真摯に受け止め、安全確保を最優先として再発防止に取り組むとともに、国民の皆様の信頼回復に全力を尽くしてまいります」
去年5月、戦闘機の修理で愛知県を訪れた隊員2人がT-4練習機で名古屋飛行場から所属先の新田原基地に戻る際、離陸からおよそ2分後に犬山市の入鹿池に墜落しました。
機体には原因究明につながるフライトレコーダーなどが搭載されておらず、航空自衛隊は事故の直接的な原因を特定できなかったとしました。
そのうえで、前方の隊員が飛行前に設定すべき航空機の識別番号を離陸後に設定したため操縦がおろそかになった可能性があると指摘しました。
また、後方の隊員が持ち込んだ無線などが入ったサバイバルキットが機体内で動くなどして操縦の妨げになった可能性があるということです。
航空自衛隊は再発防止策として、今後運航の安全を妨げる可能性のある物を操縦席に持ち込むことを禁止するとしています。