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世界的建築家・丹下健三が設計 香川県立体育館が「危機遺産」に 高松市

 保存運動の機運が高まるかもしれません。建築家・丹下健三が設計した高松市の香川県立体育館がワールド・モニュメント財団の「文化遺産ウォッチ」、いわゆる「危機遺産」に登録されたことが分かりました。

 ワールド・モニュメント財団は歴史・文化的な価値がある建物の中で緊急に保存が必要なものを2年に1度、指定しています。今回は世界から170ほど応募があり、日本では唯一香川県立体育館が選ばれました。保存の緊急性や文化的価値、それに地域の保存活動などが高く評価されました。

 香川県立体育館は建築家・丹下健三が設計し1964年に完成しました。船のようなユニークな外観とつり屋根の構造が特徴です。しかし、老朽化が進んだ上に耐震工事の入札が不調で香川県は改修を断念。3年前の閉館後は地元の有志らが保存活動を続けています。

 保存活動に携わる建築家のカワニシノリユキさんは、「登録を機に過去からの負債ではなく、国内外から人を集められる投資に値する資産として位置付けて貰えることを願っています。」と話しています。

 財団では今後、香川県立体育館の情報を世界へ向けて発信したり、保存のために財政的な支援を行うことも検討しています。

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