老朽化した名建築の今後を考えます。2014年に閉館した旧香川県立体育館を保存しようと、国内外の団体が協力して7日から写真展を開きます。
旧香川県立体育館は世界的な建築家、故・丹下健三さんの設計ですが、完成から54年が経過し、取り壊しの危機に瀕しています。 その価値は世界からも認められていて、ワールド・モニュメント財団の「文化遺産ウォッチ」、いわゆる「危機遺産」に去年登録されました。
財団の支援活動の一環として、7日から「船の体育館再生の会」とワールド・モニュメント財団が協力して写真展を開きます。 「船の体育館」として親しまれた旧香川県立体育館について幅広い世代に知ってもらい、保存活動に関心を持ってもらうのが目的です。
会場には体育館の内部や建設途中の様子など135枚の貴重な写真を展示する予定です。 写真展は入場無料で、11月18日まで高松市の北浜アリー内にある「ブック・マルテ」で開かれます。