岡山県新見市で中世に盛んだった「たたら製鉄」を再現する体験学習会が28日から2日間行われました。
新見市のたたら操業施設では神事が行われたあと、土で造られた炉に次々と木炭が入れられました。そして炉に空気を送り込む「手押しふいご」4台で木炭を燃やします。この作業は夜通し続きました。
炉の温度は約1400度になり砂鉄と木炭を20分間隔で入れていきます。投入した砂鉄は約1トン、取り出された鉄は約450キログラム。のべ約500人が参加しました。
地元の有志が始めたこの体験学習会は今年19回目。今年9月には地域文化への貢献が評価され、「サントリー地域文化賞」を受賞しています。