平和な世界の実現について大学の研究者らが話し合う日本平和学会が高松市の香川大学で開かれました。
毎年春と秋に全国の大学で持ち回りで開かれている集会で香川大学では初めての開催です。今回の学会のテーマは「環境とコミュニティーの破壊から再生へ」です。
香川県豊島に不法投棄された産業廃棄物の問題も取り上げられました。 今年の3月末に産廃の撤去、6月に処理が完了。産廃の撤去と処理を求めて香川県や国を相手に住民運動を進めてきた安岐正三さんが講演しました。
(廃棄物対策豊島住民会議・安岐正三事務局長) 「我々が要求したのは、ただひとつ豊かな島を返せと言っただけ。現在もそれは返っていない。 こんな事件が起こったんだ、二度とこういうことを起こしてはならないということで今後やって行きたい。」
今年のノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」の記念講演なども行われました。