岡山県警が高齢ドライバーを対象にドライブレコーダーの映像を使った個別の交通安全指導を行っています。
(記者) 「こちらがドライバーが実際に運転しているときの映像です。この映像をもとに個別指導を行うんです」
岡山県警が去年9月から行っている取り組みです。75歳以上で過去に事故を起こした人や申し込みがあったドライバーにドライブレコーダーを1週間無料で貸し出し、県警がその映像を分析します。
21日に指導を受けたのは、笠岡市の農業、三宅勝二さん(76)。日々の仕事や買い物など移動はすべて車を使っています。警察官はこのほかにも踏み切りで停止して十分な安全確認をしていなかったことや前のバイクの減速に気づくのが遅れ、ぶつかりそうになった点などを指摘していました。自分の運転を客観的に見て危険を感じてもらい自発的な安全運転を促すのが狙いです。
(個別指導を受けた/三宅 勝二 さん) 「我流(の運転)が90パーセント、100パーセント超えるぐらいなので、これは違反になってないと思っても、これ(映像)を見ればほとんど自分が運転してる。全部違反。あんなところをあんな風に行ってたんだなと自分ながら思う」
(岡山県警交通企画課/朝原 健 警部補) 「意外と、あっ、ここちゃんとできてなかったなとか、危ないなといったような声が聞かれますので、ぜひ映像を見ていただきながらの指導を受けていただけたらなと思います」
ドライブレコーダーを使った個別指導は75歳以上のドライバーが対象で最寄りの警察署で申し込みできます。