ワクワクする船の旅を演出します。香川県直島と高松港、宇野港(岡山県玉野市)を結ぶ新しいフェリーが完成し、6日、お披露目されました。
赤いひし形で日が昇る様子を大胆にデザインした船体。四国汽船が3月16日から運航を開始するフェリー「あさひ」です。来年の瀬戸内国際芸術祭などによる利用客増加を見越して新しい船を建造しました。
全長74メートル、総トン数は987トン、定員は500人で高松港・宇野港と直島の間をそれぞれ結びます。
(記者) 「あさひの客室は、ホテルのように広々とした空間です。これは快適な船旅が楽しめそうです」
大きな窓から光が差し込む明るい客室。座席は黒を基調としたシックなデザインです。特等席は海を向いて座れるビューシート!さらに広い通路や車いすのスペースなど充実したバリアフリーの設備も特徴です。
船の旅を満喫してもらおうと「ふなたびぷらす」と題した展示などを企画していて、船内で現代アートの作品をじっくりと鑑賞できます。 岡山県在住の画家、神田ゆみこさんの作品は、写真と見間違うほどリアルな泡の質感を絵で表現しています。
(記者) 「船の上に上がる階段にもアートを展示していて、甲板からは瀬戸内海を一望できます。贅沢な眺めです」
(四国汽船/野崎ひとみ 社長) 「来年、再来年とある瀬戸内国際芸術祭や東京オリンピック、それを見越して2年早く建造しました。フリースペースを利用してイベント活動とか、ライブ活動とか、ワークショップとか、いろいろできるような催しを今後展開していくようにしております」