赤字のバス路線31路線の廃止届を提出していた両備グループが廃止届を取り下げると発表しました。
(両備グループ/小嶋 光信 代表) 「廃止届を取り下げる。今週末ぐらいには取り下げをさせていただきたい」
会見に出席したのは、両備グループの小嶋光信代表と廃止路線が走る岡山市、倉敷市、玉野市、瀬戸内市の4つの市長です。 会見前に岡山市など4つの市長が合同で両備グループに廃止届の取り下げを申し入れたことから、両備グループは取り下げを決めました。来年3月31日に31路線を廃止する予定でしたが、今週末をめどにすべての廃止届を取り下げます。
(岡山市/大森 雅夫 市長) 「市民の足が確保できるという面では私としてはほっとしています、安堵しています」
路線廃止をめぐっては、2月8日、両備グループが会見を開き、両備バスと岡電バスの赤字路線31の廃止届を中国運輸局に提出したことを発表。廃止の理由に同業他社の路線拡大をあげていました。
(両備グループ/小嶋 光信 代表) 「(利用者に)不安を与えたことについては心からお詫び申し上げないといけないと思います」
両備グループは国に対して地方の公共交通事業者が路線を維持できるよう、引き続き問題提起していきたいとしています。