レシートを電子化してスマートフォンで確認できるサービスが、岡山市などのスーパーで22日から始まりました。
岡山県に13店舗のスーパーを展開する「わたなべ生鮮館」です。
22日から始まった「スマートレシート」は、あらかじめ登録した電子マネー付きの会員カードをレジで提示して買い物をします。そして、スマートフォンのアプリを立ち上げると、さきほどの買い物のレシートを確認できます。さらに食料品や日用品など自動的に項目を分けて集計してくれる機能もあります。
(わたなべ生鮮館/谷口計治 常務) 「電子マネーの支払いと組み合わせていくことでレジの待ち時間が減ると、その解消にもつながるかなと」
全国で1年間に消費されるレシートの量はおよそ5.4トン。これはA4サイズのコピー用紙、約135億枚分です。
2月、東京都町田市では経済産業省が電子レシート標準化のための実験を行うなど、紙を減らし、ビッグデータを活用する動きが広がっています。
(サービスを開発した東芝テック/吉村真 主任) 「レシートデータを分析することによりまして、お客さま1人1人に合った買い物傾向、これを分析してさらにより良いサービスをお客さまに小売りさまが提供できると」