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IT技術で医療情報をもっと身近に 岡山市の病院がスマホを使った新たなサービスを開始

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 岡山市の病院が、クラウドに上げた医療検査の画像などをスマートフォンで閲覧できる新サービスを2日、開始しました。

 スマートフォンを使った新たなサービスを開始したのは、岡山市中区の岡山旭東病院です。

(岡山旭東病院/土井章弘 院長) 「以前は、カルテは病院のものという固定観念があったんですけど、最近はカルテは患者さんのものだと」

 アプリは東京の医療情報システム会社「NOBORI」が開発したもので、スマートフォンにアプリを入れると、患者本人が検査結果やMRIなどの画像を閲覧できます。岡山県では初めての導入で、同意書にサインすれば現在は無料で利用できます。

 医療データは電子カルテから自動で取り込まれ、クラウドのデータセンターで管理します。本人がスマートフォンを持参すれば、別の医療機関のパソコンでも閲覧できます。

(記者) 「地域の医療機関でデータを利用する場合は、スマホのQRコードで本人認証します」

 地域での医療連携が進むなかで、県から地域医療支援病院の承認を受けた岡山旭東病院では、別の病院に患者を紹介するケースも多く、頻繁にデータを提供しています。

 緊急処置した患者が、療養型・リハビリ型の病院に移る際も、医療データを提供するため、今回のアプリを有効活用できそうです。

 岡山旭東病院では、このような医療情報の提供サービスは患者にメリットがあり、複数の病院で同じ検査を何度も受ける負担や、医療費の削減にもつながるとしています。

(土井章弘 院長) 「自分の健康データは自分で持って、健康管理は自分でしていく。どこでも(どこの医療機関でも)使えるように将来的にはなっていけばいいんじゃないかなと」

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