アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による史上初の米朝首脳会談がシンガポールで行われました。歴史的な会談の実現は、日本と北朝鮮の関係にも影響を与えそうです。岡山市で関係者や市民の反応を取材しました。
(記者リポート) 「岡山県の総連本部では特設会場で生中継の映像を見ています」
岡山市北区にある朝鮮総連岡山県本部には10数人が集まり、韓国メディアによるネット中継を見つめました。
(朝鮮総連岡山県本部/呉信浩 委員長) 「笑顔でしたけど、大感激で涙が出るような。朝鮮半島が一つになっていくその過程のことだと思います。敵対関係だったアメリカとの関係が良くなれば、必ずや日本との関係も良くなっていく。その中で在日の権利擁護、また住みよい社会ができてくるのだと非常に期待をしております」
(80代はー) 「仲良くなって、日本の拉致被害者が帰ってくるのが一番ええよね」
(70代はー) 「拉致問題にしても、もう解決済みだというような姿勢を持っているわけで、その点を非常に案じますね」
(40代会社員はー) 「かなり前進しているのかなあと。ただ、過去いろんな約束事が裏切られたりしているので、そういったことが実際守られるのかというところが気になります」
(20代学生はー) 「お父さんとかお母さんが言ってるのを聞くぐらいで、私自身はあまり気にはしていないですね。自分は関係ないかなと思っている感じ」
(10代学生はー) Q.金正恩氏のイメージは? 「独裁者みたいな」 Q.トランプ大統領のイメージは? 「結構…そんな(独裁者みたいな)感じ」 Q.安倍首相はもっと強く言った方がいい? 「そう、もうちょっと強く言ったほうがいい。アメリカに頼っているところもあるので、あまり強くもできないのかなって思います」
(20代夫婦はー) Q.金正恩氏は笑っていましたが 「なんかにこにこしてますね。ちょっと何考えているんだろうと思いますけど。良くも悪くも。近い国だからこそいい関係が続いてほしい」