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河川決壊で浸水…倉敷市真備町を石井国交大臣が視察 改良工事前倒しへ

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 西日本豪雨で複数の川が決壊し、大規模な浸水被害を受けた倉敷市真備町を、石井国土交通大臣が視察しました。

 石井大臣は、15日午後0時半ごろ、岡山県の伊原木知事、倉敷市の伊東市長とともに倉敷市真備町の小田川と高馬川の合流地点付近の決壊現場を訪れました。

 そして、中国地方整備局の職員から決壊時の様子や、堤防の応急復旧の状況について聞き取りました。

 国が管理する小田川では、過去にも流域で大規模な洪水被害が出ていて、国は、今年秋から高梁川との合流地点の付け替え工事を行う予定でした。

(倉敷市/伊東香織市長) 「とにかく早く、それぞれの川を堤をあげていただいて、水が入ってこないことをみんな願っております」 (石井啓一 国土交通大臣) 「引き続き、全力でやっていきます」

 避難所を訪れた石井大臣に被災者からは河川の管理や生活再建の支援を求める声が相次ぎました。

(避難した被災者は-) 「もう少し河川管理がきちっとしとればね。ここまで大きな大災害にはならなかったと思うしね」 「突然に起きたことじゃなしに。もう重々前から分かっとったことですからね。何回か氾濫を起こしてるからね。もうちょっと気をつけてほしかったです」

 その後、岡山県知事と、被害が大きかった岡山、倉敷、総社市長がそれぞれに石井大臣に要望書を手渡し、公共土木施設の早期復旧や被災者の生活支援、災害廃棄物の処理などの支援を求めました。

 石井大臣は、小田川と高梁川の合流地点の付け替え工事について当初予定していた2028年の完成目標を早める考えを示しました。

(石井啓一 国土交通大臣) 「今回の災害を踏まえて、完成目標を前倒しして早くできるように、我々としても計画の見直し、早急にできるように支援していきたい」


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