子どもたちに笑顔がもどってきました。被災した倉敷市真備町の子どもたちに、いっぱい遊んでリフレッシュしてもらおうと無料のバスツアーが行われました。
いざ、出発!バスの中には、真備町の子どもたちが22人。
(参加する子どもはー) 「たのしみです。遊ぶのが」 「この1週間、ずっと部屋の中にいたので」
お母さんたちに見送られながら、バスが出発です。
(保護者はー) 「夏休みも、いろいろ楽しいところに行くって予定は立てたんですけれども、親の方が家の片付けにかかりっきりになって。楽しんでおいでよ」
到着したのは瀬戸内市長船町にある「日本一のだがし売り場」。子どもたちは真剣な表情でお菓子を選び始めました。
(子どもたちはー) 「今までこの1週間で、いとこがもってきたお菓子とかを、ご飯がわりに食べていた」 「(Q.自分で好きなのが選べるのはどう?)結構うれしいです」
お菓子選びの次に待っていたのは、楽しい水遊び。
最初は、水に濡れることをためらっていた子どもたちも、水鉄砲を手にすると表情が一変。歓声をあげながら、走り回っていました。
(日本一のだがし売場/秋山 秀行さん) 「今年から石巻の震災復興を始めたばかりなんですけども、まさか地元でこんな被災にあうとは。なんとか地元の子どもたちに元気になってもらえれば」
瀬戸内市内の宿泊施設に移動した子どもたちは、美容師さんに髪を切ってもらったり、お風呂に入ったりして心身ともにリフレッシュができたようです。
(ツアーの企画に関わった/池上 睦子さん) 「生きるか死ぬかというのを、母親として子どもを持ちながら接して、人間が生きていることが本当にすごいことなんだということをみんなが実感したので。孤立せずにこうやって集まってやっていけば、なにか打開策とか出てくるんじゃないかと思いますね」