政府は、大型クルーズ船を倉敷市の玉島港で臨時避難所とすることを検討しています。24日避難者ら約100人が船を見学しました。
臨時避難所として検討されている大型クルーズ船を、被災者に見学してもらおうと倉敷市議会議員らが開催したバスツアーです。倉敷市の避難所から約100人が参加しました。
バスが向かった先は広島県の造船所に停まっている大型クルーズ船「MIRA1」。収容人数は約800人です。
東日本大震災の当時は「ふじ丸」という名前で、被災者に食事や入浴などのサービスを行った実績もあります。
(記者) 「船内の個室にはベッドにソファー、テレビや冷蔵庫もついています。中には、トイレにシャワーもついています」
(被災者はー) 「すごい!いいです。住みやすそうで、借りたい。今のとこはこのくらいのスペースだから、全然違います」 「今の避難所に比べたら本当にいいと思いますよ」
避難所よりも快適な大型クルーズ船。 しかし、真備町から離れた玉島港で、生活することに二の足を踏む人もいます。
(被災者はー) 「仕事があるからここから真備まで仕事で通えんからそれがちょっと難しい」 「高齢者とか夫婦だったら私も考えれると思うんですけど、ちっちゃい子だったら迷子になるとか」
「MIRA1」が臨時避難所となることが決まれば、8月上旬に玉島港に到着し、受け入れを始める予定です。