香川県さぬき市が保有する5つの温泉施設について、有識者で作る検討委員会は2つの施設を廃止するよう答申しました。
検討委員会の長山貴之委員長らがさぬき市役所を訪れ、大山市長に答申書を手渡しました。
答申によると、さぬき市が保有する5つの温泉施設のうち、4つが赤字となっています。中でも赤字が大きい「ツインパルながお」と「ゆ~とぴあみろく」については、廃止すべきとしています。
この2つの施設は、第3セクター「さぬき市SA公社」が運営しています。2つの施設のおととしの赤字額は合計4200万円あまりに上ります。
さぬき市の温泉施設を巡っては、2010年に検討委員会が答申し、収支の改善を求めていました。 答申を受け、大山市長は「年内には廃止するかどうかの方針を決めたい」と話しました。
(さぬき市/大山茂樹 市長) 「この答申を基本的には尊重する形で、いろんなやり方があるのかどうか検討したい」