老朽化が進む高松競輪場について、存続するか廃止するかを検討してきた委員会が報告書を取りまとめ、市長に答申しました。
高松競輪事業検討委員会の板谷和彦委員長が、大西市長に報告書を手渡しました。
大学教授や公認会計士など7人の有識者が、去年8月から8回にわたって検討してきました。報告では「ただちに廃止すべきでない」という意見が多かったものの、存続と廃止の両方の案を示しています。
存続する場合は、競輪場の繰越金で9億円から11億円をかけて耐震改修を行った上で、女性や子どもも訪れたくなるような、魅力アップを条件にしています。
廃止する場合は、自転車競技の練習場として競輪場を残す案と、更地にして土地の有効活用を図る案を示しています。
(高松市/大西秀人 市長) 「せっかくある今の競輪場という資源を、もうちょっと有効活用しろといった委員の思いというのは結構強いのかなと受け止めさせていただきました」
高松市では9月議会で議論を重ね、できるだけ早く方針を決めたいとしています。