学校同士の交流も徐々に行われています。西日本豪雨で校舎が浸水した川辺小学校が、校舎を間借りしている連島東小学校と合同で避難訓練をしました。
7月、西日本を襲った記録的な豪雨で、倉敷市真備町の小・中学校4校と高校、特別支援学校が浸水し校舎が使えなくなりました。
このうち川辺小学校は、約15キロ離れた連島東小学校と幼稚園の教室の一部を借りて、2学期をスタートさせました。
(記者) 「これまで交互に揚げられていた2つの小学校の旗が、きょう初めて一緒に掲げられました。これから合同で避難訓練が始まります」
(校内放送ー) 「避難訓練、避難訓練、ただいま高知県沖を震源地とする地震が発生しています」
児童たちは、身の安全を確保し地震が収まるのを待ちます。その後、給食場から火災が発生した想定で運動場に避難しました。
川辺小学校の児童にとっては慣れない校舎での訓練となり、経路などを入念に確認していました。
(川辺小学校/本多卓郎 校長) 「どういうふうに避難したらいいかっていうのを知っておくことが、子どもたちが安心して過ごすのにとても重要だと思うので」
また、避難訓練の後には、お互いの学校の3年生が全員で握手をするなど交流の場が設けられました。
(連島東小学校の児童) 「友達でいっぱいの楽しい2学期にしたいです」 「いろんな人がいて仲良くできそう」
(川辺小学校の児童) 「元気な子でいっぱいで友達になれそうでうれしかったです。連島東の3年生とみんなで協力し合っていきたいです」
川辺小学校と連島東小学校は、今後も陸上運動記録会の練習を合同で行うなど、児童たちの交流を予定しています。