プレハブの校舎にお引っ越しです。浸水した真備町の中学校では町内での授業再開に向け準備が進んでいます。
倉敷市の倉敷芸術科学大学では、建物を間借りしていた真備中学校の机やいす、ホワイトボードなどが次々とトラックに積み込まれていました。
真備中学校は、来週から真備東中学校の校庭に建てられたプレハブで授業を行ないます。
真備東中学校では浸水しなかった2階以上の校舎で、東中が授業をすることになっていて、同じ敷地に2つの中学校が同居することになります。
(記者) 「プレハブの校舎の中も準備が進んでいます。部屋の中には届いたダンボールが積まれていて、ダンボールの中には、新品の学生服が入っています」
カンコー学生服が被災して制服がなくなった生徒に支援物資として送ったものです。
真備中学校は2020年の4月ごろまでプレハブの校舎で授業をする予定です。
(真備中学校/福添信子 教頭) 「こちらに来ると新しい校舎があって、居場所もあって、運動場もあるよという話をしたら、大変うれしそうにしていましたので、また新たな真備町での笑顔が見られるかなと思って私も楽しみにしています」
真備町では、10月、川辺小学校と箭田小学校でもプレハブの校舎で授業が始まります。
プレハブは、薗小学校と二万小学校に建てられていますが、その2校では現在も83人が避難生活を続けています。 そのため倉敷市は、避難者に授業が再開する10月9日をめどに退去するよう要請しています。