生徒たちの笑顔が真備に戻ってきました。倉敷市真備町の2つの中学校が、プレハブの仮設校舎などを使って1日から真備町での授業を再開しました。
(記者) 「バスに乗って2つの学校の生徒が続々とやってきました。きょうから真備で授業再開です」
真備中学校は9月まで、倉敷芸術科学大学の校舎を間借りして授業を行っていました。1日からは隣の真備東中学校に建てたプレハブ校舎で、授業を再開しました。
生徒たちは自転車やバスを使って学校にやってきました。どのクラスも最初の授業は「学活」でした。
(担任の先生はー) 「自分の学校として堂々と使ってほしい」
真備中学校は2階まで浸水したため、修復が終わって元の校舎に戻れるのは、再来年の4月ごろです。
先生は生徒たちに教室移動の経路など、プレハブ校舎での過ごし方やルールを説明していました。
被災して制服がない生徒もいますが、今週中には支援物資として届いた、新しい制服が配られます。
(生徒はー) 「早く制服で受けたいです。授業を」 「真備でやるから、ちょっと安心してますね」
一方、9月まで霞丘小学校に間借りしていた真備東中学校は、1日から2階以上で授業を行います。1時間目から大そうじ。生徒は拭き掃除や机を運ぶなど、クラスメートと協力しながら取り組みました。
(生徒はー) 「小学校がちっちゃかったので、広々してて良かったです」
浸水した1階部分がまだ使えないため、被服室などの特別教室や配膳室はプレハブの校舎を真備中学校と共用で使うことになります。