日本で初めての承認薬となる見通しです。川崎医科大学などの研究で国指定の難病、ミトコンドリア病の治療にアミノ酸の一種が効果があることがわかりました。
川崎医科大学は、ミトコンドリア病の一種で「メラス」というタイプの治療法の研究を続けてきました。「メラス」の患者は、国内に300人ほどいるとみられています。
「メラス」の患者は、けいれんや意識障害など脳卒中に似た発作をおこすことがあります。しかし、川崎医科大学などの共同試験によって、アミノ酸の一種であるタウリンを大量に投与すれば発作を抑えられることがわかりました。
そして1月、厚生労働省の部会でタウリンの薬の承認申請が了承されました。この結果、ミトコンドリア病に対する日本初の治療薬となる見通しとなりました。