年々増えている、岡山県倉敷市のフランス人観光客をさらに増やすため、SNSなどで影響力のあるキーマンが倉敷市に招かれました。
やってきたのは、倉敷の帆布メーカー・タケヤリ。ジェトロ岡山が企画したもので、倉敷の物づくりを発信してもらい、フランス人観光客を誘致するのが狙いです。招かれた5人のフランス人は、SNSなどで多くのフォロワーをもつ、インフルエンサーです。
糸づくりの現場では、さっそく投稿用の撮影を始めました。小型カメラを使った迫力ある映像も、自分らしい感性で映像に収めます。
(インスタグラムのフォロワー1.3万人/セリーヌ・デュポントさん) 「糸巻きに巻いたたくさんのものが集められて、最終的に布になるまでを見られて面白いです。フランス人は、どのように布が作られるか、プロセスを知りたいと思うのでそれを記事で説明したい」
「織り」の工程では、主に動画を撮影しました。
倉敷観光コンベンションビューローによりますと、倉敷市を訪れるフランス人観光客は年々増えていて、ここ2年では2割から3割ずつ増えていると推測しています。
続いて一行は、倉敷市児島のジーンズストリートへ。デニム製品を見ながら気になったものを手に取り、SNSに投稿します。
(記者) 「さっきこのジンベイザメ、アップしてましたね。ジーンズとかけて『ジーンベイザメ』っていうらしいんですけど、フランス人の方 わかるんですかね?」
散策しながら気になるものは撮影します。
(インスタグラム・フォロワー2.2万人/アアラ・カンザリさん) (Q.フランスにもマンホールアートってある?) 「全然ないんですよね。でも、フランス人が日本のマンホールアートを見ると、ああきれいと思うんだけどフランスには無いです。見るとおお!と」
夕暮れ前、鷲羽山の展望台にやってきました。
(ユーチューブ・登録6万人/パペさん) (Q.フランスにも自撮りがある?) 「自撮りをして、視聴者さんに、自分が感じたことを話したい自分と一緒に感じて欲しい。ここは小さな島がたくさんある。フランスの地中海は島が無い。景色が違う。素晴らしい」
フランス人のインフルエンサー5人は、7日まで倉敷市で活動します。