巨大地震などの発生に備えた救助訓練が、高松市で行なわれました。
香川県の9つの消防本部が初めて共同で行った訓練で、約40人が参加しました。訓練では、地震で倒壊した建物に閉じ込められた人を救助します。
(記者) 「こちら、どこにでもある毛布とブルーシートですが、この2つを組み合わせることで、非常に保温性が高まるということです。あったかいですね。少し安心感もあります」
倒壊した建物のコンクリートで身動きが取れなくなると、体温が下がりやすくなるため、保温の必要があります。救助者の体を毛布とブルーシートで覆い、風を通しにくくして保温します。
また「スケッド」と呼ばれる担架を使った搬送訓練も行われました。頑丈なプラスチック製で少人数でもがれきの上を引っ張って救助者を搬送します。3人一組で協力しながら迅速に運び出していました。
(参加した救助隊員はー) 「いつこういうふうな状況がきても、すぐに対応できるように、日々からの訓練が大事かな、と十分思いました」 「消防職員は、訓練や学科の教養を身に付けて大地震に備えていきたい」