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水害の記憶を後世に…過去の浸水跡が残る土壁を保存へ 倉敷市真備町

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 倉敷市真備町で過去の水害の跡が残る蔵の壁を保存する取り組みが行われています。

 倉敷市真備町岡田にある明治初期に建てられた蔵です。蔵の壁にある地面から約2.6メートルの下の線が西日本豪雨の水位の跡で、少し高い上の線が約120年前の水害の跡とみられています。

(記者) 「この場所にあった蔵の壁は切り取られ、現在は木の枠で覆うなどして保存されています」

 切り取られた土壁は、高さ約3メートル、幅約1メートルで、板などで補強されています。作業を行った住民らはこの壁を水害の記憶として後世に残したいとしています。

(壁の保存を進める 森脇敏さん) 「被災の証しとして教訓にもなるでしょうし、今後の防災教育にも役立てたい。それが私の思いです」

 切り取られた壁は今後、展示できる施設を探す予定ということです。

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