西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市の支援学校に、生徒らが作ったヒマワリのモザイク画がお目見えしました。
(記者) 「生徒と建設作業員がタイルを張って作ったヒマワリ60個、今、真備の復興のシンボルとして大きく咲き誇っています」
倉敷市真備町箭田の県立倉敷まきび支援学校です。昨年の西日本豪雨では校舎の2階の床上5センチメートルまで浸水し、1階の教室などは全て水没しました。
ヒマワリのモザイク画は真備町を元気にするために、仮設のプレハブ校舎で過ごしている高等部の生徒約160人と校舎の復旧工事をしている建設作業員らが協力し、4日かけて制作しました。
砕いたタイルを直径45センチメートルのヒマワリの下絵に貼り付け、そのモザイク画60枚を高さ5.4メートル 幅22メートルの看板シートに印刷しました。
(モザイク画をデザインした童画家/中山忍さん) 「なじみのある花、小さな子どもでも、あ、ヒマワリだっていうふうに思ってもらえるような、この町に溶け込んでいくようなものにしたいなということで、ヒマワリにしました」
色んな人に見てもらいたいという理由から、校舎の近くを走る井原線の吉備真備駅からも見える位置に設置しました。
(生徒会長/酒井怜大さん) 「ひまわりが輝いてるように見えて良かったです。100点です」
モザイク画の展示は8月9日までで、午後7時30分から10時まではライトアップされています。