沖縄の伝統的な織物、芭蕉布の作品展が岡山で開かれています。
展示されている作品の中には、琉球王朝時代王族などが着用した芭蕉布の着物を復刻したものがあります。細く、やわらかな糸が使われ軽やかな風合いが特徴です。 芭蕉布の原料は、イトバショウというバナナの仲間の繊維です。
岡山シンフォニーホールには、沖縄の芭蕉布の産地、喜如嘉(きじょか)地域でつくられた約20点が展示されています。
芭蕉布の生産は戦後に一時廃れますが、倉敷民芸館の外村吉之介さんに学んだ人間国宝・平良敏子さんらが技術を復興しました。 さらりとした肌触りで、高温多湿な沖縄の風土に適しています。
沖縄の伝統的な織物、芭蕉布の展示会は7日まで開かれています。